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土井淑平著
『原子力マフィア  原発利権に群がる人びと 』

 

   ◇2011年12月10日発売

   ◇発行=編集工房朔/発売=星雲社)

   ◇268ページ、定価1500円+税

 

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 目 次

 

 序

                                                                 

  第一章 脱原発の政治学

 ― マンハッタンからフクシマまで ―
 1 マンハッタン計画
 2 戦争と国家の落とし子
 3 レーニンとトロツキーの遺言
 4 ナチスと大本営の亡霊
 5 財閥の復活と国家の下支え
 6 市場経済とエネルギー
 7 テクノロジーと政治
 8 民主主義と住民投票                          


 第二章 原子力マフィア総批判
 ― 産・官・政・議・学・報・労の原発翼賛体制 ― 
 1 原子力村ならぬ原子力マフィア
 2 総本山の原子力産業と政財界の推進者たち
 3 チンならぬ原発は国家なりの政府と官庁
 4 ネダリタカリと麻薬中毒の原発立地自治体
 5 抱え込まれた御用学者とマスコミの記者たち
 6 原発に翼賛するA級戦犯の思想家や評論家
 7 サシミのツマと確信犯の文化人や芸能人
 8 労使一体で原発を推進する労働組合と政党


 第三章 A級戦犯の戦後思想家
 ― 原子力業界のPRでピエロを演じ続ける吉本隆明 ―
 1 四つん這いになっても原発にしがみつく
 2 吉本隆明と共産党をつなぐ反原発=反科学
 3 バベルの塔のごとく無限に発達する科学技術の神話
 4 市民に背を向け倫理を忘却して暴走する科学技術
 5 反原発運動をマス・ヒステリアと呼ぶ老批評家のヒステリー
 6 反原発運動をファシズムと非難する転向ファシストの詭弁
 7 チェルノブイリ事故はあと半世紀は起こらないとの託宣
 8 石油文明の上に咲いたアダ花としての原発
 9 天文学的尺度の放射性廃棄物の管理責任
 10 阪神大震災から東日本大震災へ
 11 吉本隆明とソクラテス


 第四章 市民科学者たちの仕事
 ― 高木仁三郎・久米三四郎・小出裕章・今中哲二 に寄せて―  
 1 御用学者vs市民科学者
 2 大惨劇をもたらす核燃施設 ― 高木仁三郎(1)
 3 あきらめから希望へ ― 高木仁三郎(2)
 4 核の世紀末を乗り越える ― 高木仁三郎(3)
 5 市民科学の巨人の仕事に学ぶ ― 高木仁三郎(4)
 6 反骨の学者にして老練な運動家 ― 久米三四郎(1)
 7 原子力の魔法を解く市民科学者の仕事 ― 久米三四郎(2)
 8 市民科学の衣鉢の受け継ぐ反原発の学者(1) ― 小出裕章
 9 市民科学の衣鉢の受け継ぐ反原発の学者(2) ― 今中哲二


 あとがき                           

 

 

 

正誤表

・15ページ 終わりから2行目  「ペンシルベシア州」 → 「ペンシルベニア州」

・64ページ 終わりから4行目  「八パーセント」 → 「当初八パーセント(現在三~三・三パーセント)」

・65ページ 2行目         「八パーセント」 → 「当初八パーセント(現在三~三・三パーセント)」

・122ページ 4行目        「萩野アンナ」 → 「荻野アンナ」

・250ページ 終わりから4行目 「シャイガー」 → 「シャイグー」 

・251ページ 終わりから4行目 「毎時30ミリシーベルト」 → 「毎時30マイクロシーベルト」

・   〃   終わりの行     「毎時20ミリシーベルト」 → 「毎時20マイクロシーベルト」 

 

著者の言葉

 福島第一原発事故の衝撃を受け、ドイツ・スイス・イタリアなどヨーロッパ諸国が、あらためて“脱原発”の方向を鮮明にしたのに逆行して、肝心の日本の野田政権は原発再開と原発輸出へとうしろ向きに“逆噴射”の舵を切りました。
 日本の脱原発の前には大きな厚い壁があります。原子力産業を中心とした巨大な原子力マフィアの利益複合体が脱原発の出口を塞ぎ、これを“朕(チン)は国家なり”ならぬ“原発は国家なり”とする政府と官庁が強力に下支えしているからです。
 原子力マフィアの原型はアメリカのマンハッタン計画ですが、このマンハッタン計画を元祖とする“戦争と国家の落とし子” の“一卵生双生児”が原爆と原発でした。 日本の原子力開発もマンハッタン計画の戦後日本版とはいえ、戦時ファッシズム下の“大政翼賛運動”と“戦時国家統制経済”に由来し、それが今日の国家に手厚く庇護された原子力産業と電力独占体制の歴史的根拠です。
 本書は、福島第一原発事故のあと“原子力村”として世間から注目されるようになった巨大な原子力複合体を“原子力マフィア”としてとらえ直し、その歴史的起源と具体的構造の分析と批判を試みたものです。

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                             原子力マフィアの相関図

 

 原子力マフィアとは、“五角形”の形をした米国防総省ペンタゴンの建物をもじって、①産業②官庁③政府④議会⑤大学⑥報道⑦労組の“七角形”で構成されるところの、現代版“大政翼賛運動”による“原発翼賛体制”を指します。
 原子力マフィアの魔手は想像を超えた恐るべき広大な領域で、産・官・政・議・学・報・労の諸組織と諸個人をとらえているので、本書は具体的な実名を挙げて、それら原発利権に群がる人びとを徹底的に告発しました。
 原発を「科学技術の進歩と発展」として称揚するA級戦犯の戦後思想家・吉本隆明などもその一人で、いまだ「戦後最大の思想家」などと祭り上げる者もいますが、戦後60年以上も経つのにこんな寝呆けた言説がまかり通る仮死状態の言論界と思想界に、本書はラディカルな挑戦状を突付けました。
 一方で、本書は、 福島第一原発事故の解説でも相次いで登場した原発推進の御用学者たちに対抗して、 市民の立場で活動してきた高木仁三郎・久米三四郎・小出裕章・今中哲二 ら市民科学者の批判的仕事に注目し、 その大きな貢献の意義を強調しました。
 日本の脱原発の厚い壁に穴を穿つのは 並大抵の仕事ではありません。“原発は国家なり”の国策が動かない以上、やはり自治体レベルで原発を止めていくしかないし 、そのさい住民投票条例や原発廃炉条例 は有効な手段になり得る、というのが本書の提言の一つです。   

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         原発大事故で吹っ飛んだ戦後思想家・吉本隆明

 

 

◆発行=編集工房 朔 
〒101 ー 0061  東京都千代田区三崎町2-17-8
  皆川ビル301
 TEL 03(6272)3525/FAⅩ 03(6272)3526
 Eメール kobosaku@yahoo.co.jp
◆発売=星雲社
  〒112 ー 0012  東京都文京区大塚3-21-10
  TEL 03(3947)1021

 

 

◆土井淑平前著  (編集工房 朔発行/星雲社発売)
『アメリカ新大陸の略奪と近代資本主義の誕生 ― イラク戦争批判序説 ― 』
(2009年12月発行、3200円+税)


◆土井淑平近刊 (農文協発行)
放射性廃棄物のアポリア - フクシマ・人形峠・チェルノブイリ -』 (2012年3月初め刊行)

 

◆小出裕章・土井淑平共著 近刊 (批評社発行)

『原発のないふるさとを』 (2012年2月末刊行)